蔓延防止等重点措置もようやく終わりました。まだまだコロナに気を付けなければいけませんが、そろそろ外での食事も再開できることになりました。
暫く中止してきたこのブログもまた始めたいと思います。
ちょうど桜の季節ですので、美味しい和食のお店と醍醐寺の桜を紹介したいと思います。
本日のお店は「弥さしさ大島」さんで、京都の四条烏丸にあるお店です。
入口からして、落ち着いた雰囲気が感じられます。
店内はL字型のカウンターのみで、7席で満席のお店です。
桜の季節ですので、お店の床の間も桜のあしらいです。
こんな気配りができるお店ですから、味の方も期待してしまいます。
テーブルのセッティングはこんな感じ。
ちなみにドリンクメニューはこちら。
日本酒のメニューが豊富で、上のメニューはない日本酒も沢山あるそうです。
私はもちろんビールから。アサヒプレミアム生ビール熟撰。
神さんはプレミアムプラムジュースのお湯割り。梅です。甘めです。
食事が始まる前に本日の食材の説明が店主からあります。
季節の野菜に、ホタルイカ、サクラマス、鯛、ソラマメもあります。
期待が高まりますね!
一品目がこちら。
ホタルイカのぬた、酢味噌和えです。上の桜の小枝が良い雰囲気です。
ホタルイカは燻製してあり、さらにそれを酢味噌で和えており手の込んだ品です。
薫香も効いていて、美味しく頂きました。
二品目が八寸。左上がもずくと筍の姫皮をそうめんにした酢のもの。貝の上には、ふきのとうとエビのしんじょの天ぷら、一寸豆(そら豆)とエビのカラスミ汚し、焼き麩等。アジのてまり寿司もあります。これまた桜の小枝が飾ってあります。
うーん、美味しいですね。全体的な味付けは京風ですので、濃い味ではなく優しいお出汁の味。でも味が薄いのとは違います。関東の私も満足な味です。
しかし、からすみで塗すことを「からすみ汚し」なんて風流ですね。
食べて出てきたのがこちら。
源氏物語の夕霧の巻の「山里のあはれをそふる夕霧に」が書いてあります。風流。
椀物が三品目。筍とヨモギ胡麻豆腐のお吸い物で桜の花の塩漬けが乗っています。
筍は歯触りも良く美味しいですね。汁も出汁の風味が豊かで、ここまでの味は久しぶりに飲みました。ヨモギ胡麻豆腐はモッチリとした食感で面白い味です。
ここらへんでに日本酒にチェンジ。
折角京都に来たので京都のお酒「蒼空」を頂きます。純米酒で甘さはありますが、くどくなく良い感じ。
こちらの女将さんは日本酒に精通しているようで、色々と説明して頂きました。
蒼空は若い蔵元の方が杜氏となって一人でやっている小規模な酒蔵だそうです。
お造りが四品目。
鯛と鯛の皮、さわらの焼き霜造りです。鯛と鯛の皮はお醤油で、さわらはお塩とレモンを一緒にすりおろした大根おろしと一緒に頂きます。さわらはあまり関東ではお刺身で食べませんが、このお造りは美味しかったです。瀬戸内海は美味しいさわらが獲れるんですね。
鯛は熟成させているようで、ねっとりとした食感で旨味が熟成されているようです。鯛の皮は初めて頂きましたが、悪くないですね。
ちなみにお皿の柄が桜になっています。
五品目が焼き物。サクラマスと筍、フルーツトマトと文旦のジュレ。
サクラマスは淡泊な味わいですが美味しく、筍は新鮮だからだと思いますが、筍の風味がしっかりとあって非常に美味しく楽しめました。
下のジュレはなんとなくうろ覚えで、文旦の風味が良く、美味しかった記憶が。。。
お皿にはまたまた桜柄が。
ちなみにここらへんでお酒も変更。
「墨廼江 solid」、お店で一番の辛口だそうです。
お薦めの日本酒をお聞きしたところ、何種類もメニューにないお酒が出てきたのはびっくりでした。皆さんも女将さんに相談して決めるとよいと思います。
六品目が煮物で、煮あなごと下に隠れて見えませんが春大根。
やはり煮あなごは美味しいですね。さっぱりとした脂の乗り具合は最高です。
春大根もあおさの出汁と相まって美味しく頂けます。今度は蓋に桜です。
最後にご飯です。だし巻き卵は目の前で焼いてくれます。やっぱりプロは上手です(笑)。牛肉と新玉葱のしぐれ煮、つけものと山椒ちりめんも付いてます。
このご飯も土鍋で炊いたご飯で、つやつやして美味しいです。ちゃんと「おかわり如何ですか?」と訊いてくれるのもナイスです。
最後にデザートです。このプリンは自家製だそうです。濃厚で美味しく頂きました。
おまけのドアップ。(笑)
時間にして2時間半と長かったですが、非常に満足なランチでした。これで6,600円ですから、お値打ちでお得だと思います。店主と女将の気配りも良く、大事な人との記念日にも使えると思います。お薦めですよ。
さてここからは桜見物へ。歩いて四条御池へ、そこから地下鉄東西線で醍醐まで移動します。醍醐の駅から醍醐寺までは徒歩ですが、そんなに歩きませんし途中に桜も咲いていますので楽しみながら歩けます。
さて醍醐寺。最初に目に飛び込んでくるのが総門前の桜。立派です。
総門を入ったところから桜馬場へ。両側からの桜が圧巻です。
桜をアップで。
ここら辺までは無料エリアで、これ以上の桜見物は有料になります。
三宝院・霊宝館・伽藍を見ることのできる拝観券は1,500円で、三宝院受付で購入します。
この時期の拝観は5時までで、施設への入場は4時半までですので時間に気を付けてください。
まずは三宝院へ。一番有名な太閤しだれ桜がこちら。大きすぎて写真に上手く映りません。大きくて立派で、桜も満開。いいタイミングでした。人出も凄いですが。
これで天気が良ければ最高なんですけどね。
赤い桜もあります。
基本は有名な庭園ですが、こちらには桜がありません。
特別拝観料金を払えば三宝院の中にも入れますが、桜もないのでパスして次へ。
次は霊宝館ですが、その途中の道も圧巻。通路の空を覆いつくす桜の花。
上ばっかり見ているので首が痛くなります。
霊宝館の中の桜もアップで。奇麗ですね。
こちらが一番有名な「醍醐の大しだれ桜」。ちょっとタイミングが早かったかもしれません。ほんとに大きいです。なんか、ビニールシートを敷いてビールが飲みたくなります。
この霊宝館では、霊宝館を中心にぐるっと一回りで散歩ができる形式です。途中でいろいろな桜が楽しめます。こちらは江戸彼岸かな?
時間も押してきたので伽藍へ。
この桜と西大門も絵になりますね。ほんと、桜が多いです。太閤秀吉様には感謝しなければいけませんね。
清瀧宮拝殿と桜。醍醐寺の桜は、1本1本が大きい印象です。
五重塔と桜。
こっちのアングルまた良し。
観音堂そばの桜。
おっと忘れていました。サクラではありませんが、こちらも有名な唐門です。
ちなみに5時近くになるとお寺の方が、閉門ですよ!と触れ回り、鐘もガンガンついてきますので居残りは難しそうです。御朱印の列が長かったのですがあの方たちはどうするんでしょうね?
バスツアーの方が5時過ぎに到着していましたが、無料の桜馬場だけ見るんでしょうね。折角ですので、三宝院・霊宝館・伽藍に行かないと損だと思います。
醍醐寺の桜は1本1本が大きな印象です。中々関東の桜の名所と違いますね。
美味しいランチに桜と本日は楽しい一日でした。
皆さんも機会があれば是非!