大阪神戸京都たまに奈良和歌山で食べる

大阪神戸京都たまに奈良和歌山で美味しいものを食べます。

熊野三山と熊野古道中辺路 その1

以前から興味があった熊野三山ですが、今回やっと訪問することができました。

個人旅行で熊野三山を回るのはスケジュールや交通手段の確保等が大変ですし、是非とも熊野古道も歩きたい!と思っていたので、今回はそんな団体ツアーを探して行ってみました。

阪急交通社の「語り部と歩く熊野古道ハイライトウォークと熊野三山癒し旅」1泊2日がそのツアーなんですが、どうだったでしょうか?ツアーの始まりです!

 

まずJRの特急くろしおに乗って紀伊田辺駅へ。

紀伊田辺の駅は意外と小ぎれいでセブンイレブンもあり使い勝手の良い駅ですね。

トイレも新しくて良かったです。でも駅としては小さいですね。

JR新大阪から2時間半程かけて午前10時頃に到着ですから、ここの時点で中々遠いのですが、ここからさらにバスで移動になります。

 

11時半頃に昼食のレストランに到着。

「瀞峡めぐりの里 熊野川 」。これで「どろきょう」と読むらしいデス。

tabelog.com

 

お昼は「熊野牛すきやき御膳」。

結論から先に言えば意外と美味しかったです。

団体ツアーなので自分で勝手に注文できませんが、座ったらすぐ食べれる状況になっており、効率的で良いですし、ご飯も暖かい状態なので美味しく頂けるし、評価は良いですね。

 

熊野牛のすき焼きは量は少ないですが、美味しいですし、やっぱり鮎は鮮度が良いのかバリウマでした。

意外と美味しかったのが右下の梅そうめん、梅の風味がして美味。真ん中が、なんと「自家製ハムの練梅添え」、自家製の鳥ハムが食べれるとは!

 

こちらのレストランはドライブインでもありますので、トイレもあり、お土産も売っています。以前は「瀞峡を巡るウォータージェット船の旅」もやってたそうです。峡谷の観光船ですね。残念ながら今はやっていないそうです。

 

ここから移動して熊野古道の中辺路を歩くハイキングタイムです。

歩行は2時間半ほどで約7キロの行程ですが、語り部のガイドさんが合流して有難い説明を聞きながら歩いて行きますので、合計で4時間のハイキングになります。

高低差はあまりなさそうですが、どんな感じでしょうかね?

 

まずはスタートラインの熊野古道中辺路の世界遺産のモニュメント。大体12:30くらいの出発でした。

 

同じくスタートラインになるのが発心門王子。

熊野古道の要所要所には「九十九王子(くじゅうくおうじ)」が座していらっしゃるのですが、この発心門王子はその中でも五体王子と呼ばれる重要な王子の内の一人です。

王子って何だろうと思うのですが、参詣者の守護のため熊野修験の人が作った一群の神社のことだそうです。一応、熊野権現熊野三山)の御子神であるらしいので王子なんだとか。面白いですね。
でも、はやりすたりも激しいので、今でもきちんとお社が残っている王子は多くないんだとか。。。

 

こんな看板もあります。

 

近代になって整備されたお社です。正面からです。

左の立て札ですが、饒速日命と書いてあります。饒速日命は神武東征の折に神武天皇と戦った地元勢力の神様、それが何でご祭神なんでしょうね?

 

発心門王子の後方にあった尼庵「南無房堂」の跡地です。藤原定家はここに宿をとったらしいのですが、熊野参詣道中の宿の悪さ(土間で寝るはめになったらしいデス。)に辟易としていた定家は、やっとここでまともな宿を得られたことを喜んでいたらしいデス。そんなことも語り部の方は教えてくれます。

 

ここからは、てくてく熊野古道タイムです。道中語り部の方が色々とお話をしてくれますので、飽きることがありませんでした。

ツアーでは無線のガイドイヤホンが配られていて、声が良く聞こえてよかったです。

 

こんな感じで八咫烏が導いてくれます。足もちゃんと3本でした。

 

次の王子は水吞王子。

お社はなく、跡地だけでした。

 

ここからの熊野古道は少し森の中を進みます。

 

一気にハイキング感が増してきました。

この日は語り部さんが杖を持ってきてくれました。杖があると非常にべんりですね~。

足と膝の負担がすくないですよ~。

 

空に向けて一枚。なんか怖い。

 

うーん、まだ雨は降って来ませんが泣き出しそうな感じですね。

 

伏拝茶屋まで到着です。ここから小降りですが雨が降って来ました。片手に杖、片手に折り畳み傘、背中にリュックのスタイルで移動です。

普段はコーヒーや紫蘇ジュースが頂けるらしいデス。

 

伏拝王子跡。もうお社は無いんですね。

 

吊り橋を渡っていきます。ここら辺が三軒茶屋跡らしいデス。

 

九鬼ケ口関所跡。

 

なかなかどうしてハードな道が続きます。

 

ウネウネとした石畳が続きます。雨と石畳は滑りやすく相性が悪いですが、モンベルのシューズのグリップの力はとんでもなく良いですね。全然滑りませんでした。

 

少し雨が止んできました。語り部さんによれば、熊野の天気は変わりやすく、少し降っては止んだり、天気が良かったのに降ったりと、天気予報はあてにならないそうです。

 

途中の見晴らし台に到着です。遠くに大斎原(おおゆのはら)の大鳥居が見えます。

今日中にあそこまで行くのですが、大丈夫ですかね?俺の足?

もう一枚。雲がいい感じですね。

 

お地蔵様3体。

 

最後に坂を下りていきます。頑張れ、オレ!

この後、急な石階段を下りて一般道に出ていきます。大変でした。

 

アスファルトの道路に出ると、熊野本宮所在の田辺市の水道(多分)のマンホールがお出迎え。

 

本日の中辺路トレイルの最後の王子、祓殿王子跡の看板です。ここまでくればもうすぐそこが熊野本宮大社になります。

 

祓殿王子に道中の無事を報告・感謝でして、中辺路ウォークは終了です。16:30頃の到着でした。正味4時間、予定通りでした。

 

今回歩いたコースはこちらのルート通りです。ご参考までに。

www.hongu.jp


この後は、熊野本宮大社にお参りして、大斎原に行って、宿に向かう予定です。

次回のブログにご期待ください。