関西の酒蔵の街と言えば、灘が有名ですが、伏見もとても有名です。
今回は伏見に出かけてみました。
大阪からですから京阪線の中書島へ向かいます。中書島からは北に向かいます。
目指すは伏見の入り口(?)蓬莱橋。
下の写真は豪川を蓬莱橋から撮ってみました。
その近くにあるのが寺田屋!幕末、坂本龍馬のファンならご存じのはず。
早速中に入ってみましょう。
入り口で入場料を支払いますが、とりあえず最初っから幕末遺物満載の状態です。
順路の指定がありますので最初は2階に向かいます。
龍馬関連情報が所せましと掲示されています。
でも、コピーやら新聞記事やらで、オリジナルは少なそうです。
元が船宿、つまりは旅籠なので、宿泊する部屋がたくさんあります。
でも畳の部屋だからと言って座って寛いではいけません。(笑)
龍馬的な何かがいっぱいあるのですが、玉石混合の様な気がしますね。。。
しかも玉が少な目。
龍馬が使用した拳銃の写真のコピー?が飾ってあります。
なんか色々謂れのある柱らしいデス。
龍馬の泊った部屋(襲われた部屋)は調度品が多めです。
そしてこの部屋には「刀痕」が!
そして「弾痕」が!
激しい戦いが想像できます。坂本龍馬も大変でしたね。
ちなみに別のお部屋もあります。
気恥ずかしい紹介文がありますが、裏梯子がありここからも1階へ降りられます。
裏階段を降りるとお龍さんのお風呂です。
錚々たる芸能界の方々が訪問しているようです。
見学は終了です。中々面白かったと思います。最後に外側から一枚。
さてここでネタばらしです。いかにも龍馬が襲われた寺田屋っぽく紹介してきましたが、本物の寺田屋は鳥羽伏見の戦いで焼け落ちています。この寺田屋はその後多分明治の時代に再建された建物で、今では「幕末を再現した」観光用の建物。
刀痕も弾痕もお風呂も、本物ではありません。レプリカですよ~。
ちなみにちっさくその新聞記事も飾ってあります。
さてさて、寺田屋(再現版)の後はお腹が空きましたのでランチに向かいましょう。
伏見の街は大きくありませんので、少し歩いたところにある「月の蔵人」さんへ。
私は裏から入りましたが、表の入り口はこんな感じ。
月桂冠の運営する食事処のようです。
こちらのレストランは予約ができるので便利でいいですね。
私のオーダーは「蔵人御膳」。なんとざる豆腐は、御替わり無料。
3回お替りしてしまいました。
神さんは京月御膳。
御膳の到着です。左上に見えるのは「飲み比べセット」。
ここは飲み比べセットだけでもこんなにバリエーションがあります。
私は飲み比べセットの「宴」。恒の月辛口は少し黄色いですね。
個人的な感想ですが、生酒は原酒を飲みやすいように水で割ってありますので、一番おいしく感じました。皆さんもどうぞ。原酒はやはり濃いめな印象。
おかずの数々もおつまみにしか見えません。(笑)
特に美味しかったのは、蛍烏賊と菜の花の辛子和え。お酒が進む味です。焚物の筍と蕗は良く味が染みて歯ごたえもナイスでした。鰆の蕗みそも良いですね。全部酒のアテな感じです。(笑)
一番美味しかったのはざる豆腐。大豆の味がしっかりして甘みもあり、塩をかけて頂くと甘いことが良くわかります。もちろん醤油も美味しいですが、お塩がお薦め。
3回お替りしました。
天ぷらに甘味も付いてます。
湯葉ちりめんご飯ですが、もっと湯葉ちりめんが欲しいですね。美味しいんですよね、これ。
こちらが京月御膳。
神さん曰く、大豆系が大層美味しいそうです。ゆば、生麩の味噌田楽、ざる豆腐。あと焚物も。
うーん、非常に満足なお昼でした。
こちらのお店は月桂冠の酒蔵を改装したものらしく、天井が高くて過ごしやすいですね。
こんな感じで月桂冠のディスプレイもしてあります。
お土産コーナーのあるのでお時間のある方はどうぞ。
この後も酒蔵巡りは続きますが、今回はここまで。
次回をお楽しみに。