ジェームス邸 と旧グッゲンハイム邸
異人館といえば神戸の北野にある異人館街が有名ですが、神戸の西の塩屋も小規模ですが異人館が点在しています。そんなにたくさんある訳ではなく、一般公開している異人館も少ない(というか、ほぼない)のですが、先日訪問しましたのでご紹介します。
まずはジェームス邸、レストランであり、結婚式場としても運営されていますので有名だと思います。折角の機会ですので、本日はここでランチを頂く予定です。
最寄り駅は山陽電鉄滝の茶屋駅から徒歩で7分、少しだけ坂を歩きますがとても近くですので徒歩で訪問しました。
敷地の門構えです。うーん立派。
入口になります。「JAMES-TEI」とマットにありますね。
階段下エリアです。
パンフなどが置いてあります。
他の方がいらしたので写真は撮れませんでしたが、この反対側がウェイティングルームになっており、座って案内されるのを待ちました。
準備ができると2階に案内されました。階段も趣がありますね。
ちなみにこの建物、神戸市指定有形文化財だそうです。
こちらが食事をする部屋になります。
反対側がバルコニーになっており、海が見える良い部屋でした。
バルコニーからの眺めです。海が見えて良い雰囲気です。
テーブルセットはこんな感じ。カトラリーが多いとそれだけでワクワクしてきます。
始まりの一皿は焼きトウモロコシのポタージュ。トウモロコシ好きの私からすれば大御馳走になります。甘いだけでなく、焼いた香ばしさもあり、香りでも楽しめます。
最初の一皿から楽しめました。
今回の予約では最初の一杯がサービスになっています。ピンクグレープフルーツをスパークリングワインで割ったカクテルでした。
パンですが、最初に出てくるのがこのパン。バターたっぷりでふわふわで外がサクサク。美味しいパンでした。食べ終わると2つ目の違ったパンを出してくれます。
そちらも美味。
前菜は「軽く炙った鯵と茄子のマリネ 大葉の香り」。
これでは鯵と茄子が見えません。
上の野菜をどけてみると下から鯵と茄子が出てきますので安心してください。
緑の点々が大葉のソースですが、とても良い大葉の風味です。鯵とサラダによく合います。
オクラやヤングコーンも美味しかったです。
温前菜ですが「鮎のポワレとリエット、じゃがいものエクラゼとご一緒に」だそうです。
うーん、アートは盛り付けですね。少なくとも私にこの芸術性はない。
お皿と料理の見た目も良いですね。
アップにしてみました。
まず、鮎が美味しい。鮎は煮ても焼いても揚げても美味しいですね。
ポテチも普通に美味しく楽しめました。
ちなみに、
ポワレ。。。液体を加えずにオーブンで肉を蒸し焼きにする調理法。また,フライパンで材料を焼く調理法
リエット。。豚肉やガチョウの肉をラードで煮込み,容器に入れて固めた保存食。パンに塗って食べる
エクラゼ。。粗くつぶすこと
だそうです。
専門用語が満載ですと何を食べているのか判らず困ります。
いよいよメインの「国産牛サーロインのローストビーフ カービングスタイル
有馬山椒とレフォールの香り」です。
本当は本日の魚料理とどちらかを選ぶのですが、私も神さんもローストビーフの一択でした。
まずはワゴンの到着です。これをパカっと開けるとローストビーフがこんにちわします。
ドーンと大きなローストビーフです。シェフが切り分けてくれます。
もちろん、厚さの指定なんかできません。それにしても大きなローストビーフですね。
ソースは有馬山椒をつかったグレイビーソースと西洋山葵(レフォール)のクリームソースの2種類。個人的にはレフォースのソースが気に入りました。
左上にあるのがワイン塩で、実はこのワイン塩もめっちゃ美味い。美味い。美味い。
意外と量もありますので、ソースも塩も十分楽しめます。
それにしても、プロの作るローストビーフはとても柔らかく、非常に美味しい。
デザートは「アメリカンチェリーのコンポートとグラニテ、ヨーグルトのムース」。
コンポートやムースの食感のアクセントに、クレープ生地をパリパリにしたものが載せてあります。それぞれ酸味、甘みが効いていて美味しく頂けます。
アップです。ちなみにグラニテは赤ワインのグラニテになります。
美味しく頂きましたので、異人館のお庭散策に移りたいと思います。
こちらのお庭にはチャペルが併設されております。すべてガラス張りで、向こう側に海が見えるとても素敵なチャペルです。丁度結婚式の写真の前撮りに来ている方がいて、近くで取れませんでした。残念。
広々としたお庭です。
本館です。先ほどランチした場所ですね。
奥の方に見えるのが結婚式場になります。専用会場ですね。
謎のオブジェ。なぜ水を口から出させたがるのか。。。
昔のプールの跡を池にしています。
バンケットホール、眺めが良さそうですね。
最後にまたチャペルの写真です。奥に海と船が見えます。こんなとこで結婚したら一生忘れないですよね。
そろそろ次の洋館に向かいたいと思います。
謎の裏道的な階段を降りるとショートカットになります。
後は線路沿いを塩屋の方へ向かうだけです。
途中車の通りの激しいところもありますが、気を付けていけば歩いて行くことも可能です。
塩屋から旧グッゲンハイム邸へは絶対に山陽電鉄とJRの間の道から行ってください。
遠回りになります。
間の道から行けば踏切に出ます。この踏切を渡ればすぐです。
旧グッゲンハイム邸の入り口です。
こちらが旧グッゲンハイム邸です。ちなみに実はこの洋館は「ジェイコブ・ライオンス氏」の館であることが後年の調査で判明しているそうですが、流れで旧グッゲンハイム邸と名乗っているそうです。グッゲンハイムの洋館は実は北側の洋館らしいデス。
まずは1Fの部屋。
普段は色んな催し物や教室に使われているようです。
2Fのバルコニーです。
2Fからの眺めです。
2Fには和室もあります。
お庭もソコソコ奇麗に整備されています。
やっぱり立派ですね。
少し遠めから写真を撮ってみました。
以上が塩屋の異人館巡りでした。
ここで注意点が一つ。訪問は毎月第三木曜日しかチャンスはありません。
何故かと言えば、ジェームス邸は結婚式場を兼ねているので基本的に土日は予約が取れません。(少なくとも私はダメでした。)そして、旧グッゲンハイム邸は、毎月第三木曜日しか一般公開はしていません。
残念ながら毎月第三木曜日しかチャンスが無いんですよね。もちろん私も第三木曜日に行きました。
訪問の際にはHPでスケジュールをチェックしてから訪問されることをお薦めします。
ジェームス邸のローストビーフは絶品ですので是非とも訪問して見てください。