日本に造幣局はいくつあるかご存じですか?実は埼玉と大坂と広島の三カ所です。
ちなみに、硬貨は造幣局、紙幣は印刷局で作っている場所は異なります。
今回は大人の社会科見学で、大阪の造幣局へ行って来ました。
行くと判りますが、異常に管理に厳しい工場(そりゃそうだ)で、思ったより製造現場感がありました。
まずは入口。門を入るとすぐに入り口受付で身元確認。すぐに係の人が来てくれます。
そのあとは造幣局博物館へ徒歩へ移動です。
途中にあるのは有名な桜の通り抜け。桜が無ければただの道です。
途中には創業当時のガス燈もありました。
造幣局の旧正門。
衛兵さんの小部屋付き。
博物館は工事中で覆いが被さっておりましたので写真は無しです。
博物館のロビーで見学ツアーの開始を待ちます。創業当時の時計とか飾ってありました。
時間が来るとガイドさんが来てツアー開始です。
今回ツアーは日本人3名となんとカナダから観光に来たご家族7名の10名。
ちなみに説明はすべて日本語!それでも構わず日本語で堂々と説明を続けるガイドさんって素晴らしい!
まず最初は工場の横から施設に入って行きます。
途中にあるのが、刻印機。造幣局が出来た時に香港から購入したそうです。
工場(建物)の入り口がこちら。ほぼ裏口。
中は単純に通路から工場内を覗く方式。壁には簡単な製造工程が書いてありますので判りやすいです。
一応作り方としては、
1)金属を溶かして
2)圧延(引き延ばしして)して板状にして
3)圧穿、穿ち抜きます。板からコインの形に打ち抜くんですね。
4)圧縁、コインの形を円形と言いますが、これにフチを付けて、熱して柔らかくします。焼鈍と言うそうです。
5)次に油で汚れたりしたので、洗浄、洗って乾かします。
6)最後に圧印して模様を付け、数えて出来上がりです。
窓から覗くことができますので写真を撮って来ました。こんな感じです。
どうです、工場ですよね。
金属を溶かしたり、板状にするのは広島の造幣局でやっていて、そのあとの工程を大阪で行う分業体制だそうです。
出来上がりのコインを運んでいましたが、面白いですね。
ガイドのおねえさんが色々と面白いエピソードを教えてくれます。
壁には面白情報もありました。貨幣ってこんなにあるんですね。
五百円硬貨って、今三代目って知ってました?
最新の5百円硬貨は内と外の金属が異なる2重構造って知ってました?
作った後はこんな機械で検品してます。すごい速度でした。
おもちゃのコインのように出来立てほやほやの五百円硬貨が飾ってありました。
なんか有難味が無くなりますねぇ。でも、この青いざるってショボい。
通貨の年毎の製造枚数も説明してくれます。
その当時、なんで増えたかなんで減ったか、すべてガイドのおねえさんが教えてくれました。
作った貨幣は外部に運び出すときはこんな黄色い袋にいれて封をされます。
五百円硬貨の袋はなんと合計100万円!
とこんな感じで社会科見学を終えました。博物館自体は改装中で見学できませんでしたが、工場見学だけでも相当面白いと思います。
桜の時期は通り抜けもきれいだそうですので、是非また訪問したいと思います。
皆さんも造幣局見学は如何でしょう?サイトから簡単に見学予約できますよ。
社会科見学の後は食事の時間です。
天満橋方面へ徒歩で移動、さらに商店街を移動しました。
本日のランチはこちら。「リストランテ迫」です。
落ち着いたエントランスです。
テーブルセット、きれいに纏められています。
最初はスパークリングワインから。
きちんとボトルを見せてくれます。
前菜の一つ目。蓋つきのBOXで出てきます。蓋にも料理が載っていますね。
開けるとこんな感じ。
牡蠣の後味は程よく、キンカンもさっぱりしておりナイスな一品です。
箱の中も牡蠣料理です。
牡蠣の低温調理、レモンバームのシート載せ、縮みほうれん草。
この牡蠣料理、大絶賛ですね。美味い、美味過ぎる!新鮮ですね!
レモンバームの風味も爽やか。でも縮みほうれん草のインパクトは無いかな。
前菜の2品目。
タスマニアのサーモンのスモーク、カリフラワーのペースト添え。
ピンクのサーモンが青の皿に映えていますね。
アップの写真です。
ちっさい葉っぱは春菊の新芽。ちゃんと春菊の味がしました。
ペーストは意外とオイリー。基本のサーモンは当然美味しいですが、なんといっても見た目が奇麗なのが印象的でした。
途中でパンも出てきます。美味しかったです。
ここら辺でなぜかビールに変更。
パスタの一皿目はカラスミのパスタです。
難波伝統野菜の難波ネギと和えてあります。パスタはタリオリーニ。
やはりカラスミがたっぷりかかっているだけでテンションが上がります。
少ししょっぱめなのがちょうどよい感じでした。
パスタの2皿目。イノシシのラグーのオレキエッテ。呪文みたいですね。
オレキエッテとは耳の形のパスタのことです。
アップの写真です。
イノシシは獣臭さもなく、粉チーズの風味と合っており美味しい一品と認識しました。
ソースとチーズのマッチも素晴らしい。
メインはエゾシカのソテー、
発酵キャベツと菊芋、ジャガイモのピューレが添えてあります。
まずこの鹿肉、非常に美味しいです。皆さんも機会があればご賞味あれ。
個人的には菊芋が大好きなので、これがあるだけでも嬉しいです。
美味しいジビエに巡り合えた気がします。
デザートです。ハチミツのアイスとラフランスのカスタード。
このハチミツのアイスはなかなか美味しいですね。甘すぎずナイス。
ラフランスとカスタードを和える技法があるのかとちょっとびっくり。
食後のカフェ。
こんな感じの小菓子が付いてます。良いですね。
砂糖とミルクも気の利いたポットで提供されます。
久しぶりに美味しいジビエを食べたと思います。新鮮な鹿肉は美味しいですね。
パスタも中々よいです。それと店員さんのサービスや説明も良く、楽しい時間を過ごせました。
ぜひリピートしたいと思いました。
皆さんも造幣局見学の後に是非どうぞ!